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ビットコインに投資すべき人とすべきではない人

はじめに
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S&P500という右肩上がりチャート

コロナショックが起きる前までは、日本の投資クラスタは、アメリカの株価指標S&P500に連動したインデックス投資一色でした。

S&P 500 Historical Prices - Multpl
S&P 500 Historical Prices chart, historic, and current data. Current S&P 500 Historical Prices is 5,041.22, a change of ...

その理由は、ドルコスト型の20年、30年、40年の長期投資を行うに際して、S&P500の指標に従えば、上記チャートのどの(例えば)30年という期間を切り取ったとしても、かなりの確率で勝ちきれるからです。つまり、自分が投資する期間中、チャートが右肩上がりであることが信じられればそれは投資すべき対象だということです。

それがこのコロナショックでどうなるかは分かりません。
「コロナショックなんて大きい下落かもしれないが長いスパンで見ればたいしたことない。この投資で一時のリセッション(景気後退)は織り込み済みだ。また右肩上がりで伸び続けるさ。」と信じられればこの投資を続けるでしょうし、「コロナショックはリーマンショックとは質の異なる不況だ。これで世界の構造が変わる。右肩上がりは永遠には続かない。これからは下がっていく。」と信じられなくなったらこの投資をやめるべきでしょう。

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ドルコスト平均法的なビットコイン長期投資

この時点で、察しのいい人ならもう気づいたことと思いますが、ビットコインを長期的にドルコスト平均法で投資していくべき人とは、ビットコインがS&P500と同じく、右肩上がりのチャートを形成していくと信じられる人です。逆に、投資すべきでない人はこれを信じられない人です。

ビットコイン(BTC)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
ビットコイン 本日の価格 は、¥9,107,797.75 JPYです。24時間の取引ボリュームは ¥6,365,073,800,009.98 JPYです。弊社ではBTCからJPYへの価格はリアルタイムで更新されています。

このビットコインのチャートを見ても何も分かりません。上記のS&P500は150年間のチャートですけど、このチャートは10年、活発に取引されてから4~5年しかなく、データが不足しすぎています。

S&P500はデータが150年分で右肩上がりのチャートを形成することは説得力がありますが、ビットコインにはありません。それでもこれが右肩上がりチャートを描くという絵を信じられるのであれば投資をすべきという話ですね。

ビットコインは草創期だからこれから云々、これからの時代、ブロックチェーンは云々、決済スピードが、半減期が、…ネットを探せばいろいろと補強してくれる材料はあります。でも、S&P500は価値がゼロとなることは世界が崩壊しない限り、限りなくゼロに近いですが、ビットコインの価値がゼロとなる確率はそこそこあります。ゼロとまではいわないまでも思っているように上がらずずっと低いまま低空飛行を何十年も続けるかもしれません。

では、なぜS&P500ではなく、ビットコインに投資するのか。
それは、投資する人が右肩上がりチャートを描くだけでなく、それがS&P500よりも短期間に急激に上がると信じているからです。この絵を信じられる人は投資をすべきですし、この絵が信じられない人は投資すべきではありません。

技術的な小難しいことはさておき、話は非常に単純なのです。

投資すべきはビットコインか、有名アルトコインか、草コインか

では、長期投資するとしてそれに向いているコインはどれでしょうか。

詳しい話は別の機会にするとして、私は、ビットコインだと考えています。
なぜならば、草コインはリスクが高すぎて「投機」には向いていますが「投資」には向いていませんし、ビットコインより高性能の決済手段の他のアルトコインが頭角を現したとしても、ビットコインには勝てないと思うからです。ビットコインは時代遅れの決済手段となろうが、もはや決済手段としてではなく、金(ゴールド)としての性質を持つようになっていると考えています。私は、今後、ビットコインはドルのような国際基軸通貨として存在し続けるとみています。

投資する期間は長期か短期か

投資する期間は基本的には長期であるべきと考えます。

もちろん、FX(外国為替証拠金取引)と親和性が高く、FXが得意な人は短期で投資すればよいかと思いますが、万人に向けていうならば、大多数が負けるのでおすすめはできません。サッカーで非凡な才能を持ち合わせていれば、一握りの何十億プレーヤーになることもできるでしょうけど、それは個人の資質によるところが大きく、誰もが実現できる「再現性」に乏しいと考えるからです。

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結論

結論としましては、ビットコインが右肩上がりチャートを描くことを信じられる人がビットコインに投資すべき人といえます。

それに対して、私はそれを信じられる人であっても、信じられなくても、自分の資産の数%は持っておくべき価値があると考えています。信じられる人であっても資産のすべて(ほとんど)を投資するのは間違っていると思いますし、信じられない人であっても将来性に鑑み、幾ばくかは持っておくべきではないかと考えます。

そうすると、私の意見でいえば、ビットコインに投資すべき人とは結局全員となってしまい、信じられる程度によって資産の%(パーセンテージ)が変わるだけということになるでしょうか。

私の見解としては以上です。

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