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ボリンジャーバンド【ざっくり解説】

ざっくりテクニカル分析
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ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの概要

ボリンジャーバンドとは、移動平均線(25日移動平均線を用いるのが有名です)に、統計学の標準偏差と正規分布の考え方を盛り込み移動平均線を中心にしてその上下に乖離させたバンド(幅)を表示し、「チャートの大半がこのバンド(幅)に収まること」を利用してチャートの動きを予測するものです。アメリカのジョン・ボリンジャー氏が考案しました。

ある一定の確率で値動きが収まりやすいレンジを『』と呼び、平均値からみて上のレンジを+1σ、下のレンジを-1σと呼びます。これを2倍したものが+2σ・-2σになります。

平均を中心として、一定の確率でチャートが収まる幅を「σ(シグマ)」とし、上の幅を「+1σ」、それを2倍したものを「+2σ」、それを3倍したものを「+3σ」とし、逆の下の幅も同じようにそれぞれ、「-1σ」「-2σ」「-3σ」とします。

 

統計学の正規分布の理論によれば、中心地である「平均(ここでは移動平均線を想定している)」からこの「+1σ」、「-1σ」までに収まる確率は「約68.2%」であり、中心地である「平均」から「+2σ」、「-2σ」までに収まる確率は「約95.4%」です。なお、「±3σ」は「99.7%」です。

これを用いると、チャートはどのような動きをしても、移動平均線から上下に「±2σ」の範囲にだいたい収まる可能性が極めて高いことになります。よって、ボリンジャーバンドの使い方としては、「±2σ」あたりにチャートが来ているのであれば、「買われすぎ(売られすぎ)であるから価格は平均線を目指して下がる(上がる)であろう」と考え、それに対して逆張り手法、すなわち、「買われすぎ」なら移動平均線まで「売り」に入り、「売られすぎ」なら移動平均線まで「買い」に入るという感じで用いられることが多いといえます。

ボリンジャーバンドにおける全体の幅というのは、移動平均線の基準となる期間、例えば25日移動平均線であれば25日間の値動きの大きさ(ボラティリティ)を表していますから、この期間の値動きが大きいときはバンドの幅は大きくなり、値動きが小さいときはバンドの幅は小さくなります。

ボリンジャーバンドの戦略

A.逆張り手法

基本的な用い方としては、チャートがレンジ相場に入っており、一定の幅を上に行ったり来たりしている場合、例えば、勢いがつきすぎて「+2σ」のラインぎりぎりに来ているのであれば、それは「買われすぎ」ですので、やがて中心の移動平均線まで下がります。

よって、それを想定して、そのラインのところで、移動平均線を目安に逆の「売り」を仕掛けるといった感じに用いられます。もちろん、「-2σ」の場合はその逆です。「+2σ」や「+1σ」を「上値抵抗線」として、また、「-2σ」や「-1σ」を「下値支持線」として使用しているともいえますね。

この手法が機能するのはレンジ相場です。逆に、値動きに規則性がない相場や、何らかの原因で相場が急変したときなどは不向きとなります。そのような場合は、次のボラティリティ・ブレイクアウト手法が機能することになります。

なお、日本ではこの手法が有名ですけど、ボリンジャー氏自身はボリンジャーバンドの意義はこの手法ではなく、次のボラティリティ・ブレイクアウトにあるとしています。逆張り手法はシグナルが多く出ますが利益の幅は少ないといえます。

B.順張り手法(ボラティリティ・ブレイクアウト)

➀スクイーズ(Squeeze)

ボリンジャーバンドは、相場の動きが少ないときはバンド幅が狭まり、相場の動きが激しいときにはバンドの幅が広がるのでした。レンジ相場が続くとバンド幅が狭まります(収束する、スクイーズする)。これは次にトレンドが発生する予兆となる可能性を持っています(当然、発生しないこともある)。

まず、このバンドが狭まっているところ、「スクイーズ」に注目します。

②エクスパンション(Expansion)

スクイーズのあと、チャートが上で「+2σ」のラインを越えたり、チャートが下で「-2σ」のラインを越えた場合、バンドが一気に拡大します(エクスパンション)。このとき、その仕組み上、当然、移動平均線の角度は「」になってきます。

この「±2σ」を越えるということは、確率的に少ないことが起きる、すなわち、それほど強い「トレンド」が発生したと考えることができます。

③バンドウォーク(Band walk)

移動平均線の角度が「」になっているということは、その方向にトレンドが発生していることを意味します。ここでは、仮に上方向にエクスパンションが生じたとします。するとチャートはそのトレンドの方向に向かって、(1)移動平均線から「+2σ」ラインまでの間、(2)「+2σ」ラインから「+1σライン」までの間の中で移動し、チャートが上昇していくことがあります(下方向にエクスパンションした場合はその逆となります)。

この動きのことを「バンドウォーク」といいます。バンドウォークしている間はトレンドが継続していると考えてよいと思います。

ボラティリティ・ブレイクアウトの戦略

このようにボラティリティ・ブレイクアウトの戦略としては、スクイーズしたのを確認した後エクスパンションが起きた場所その方向のトレンドに従っていく(トレンドフォローする)というものになります。例えば、上にエクスパンションした(「+2σ」ラインを越えた)のであれば、その場所で「買い」を入れ、そのトレンドが終わるまでそのトレンドに従って利益を伸ばしていくことになります。一つの目安としては、再度、移動平均線(中心線)にタッチした場所や、再度スクイーズ下場所などが挙げられます。

 

テクニカル分析のラインについてのざっくり解説は以上です。

テクニカル分析 ざっくり解説
➀チャートパターン(フォーメーション分析)
1ライン(サポートライン・レジスタンスライン)すべての局面
2ダブルトップとダブルボトム天井・底値付近
3三尊天井(トリプルトップ)と逆三尊(トリプルボトム)天井・底値付近
4三角保ち合い(シンメトリカル・アセトラ・ディセトラ・ペナント・ウェッジ)トレンド相場、レンジ相場
5ボックス・レクタングル・フラッグトレンド相場、レンジ相場
6ソーサーとカップ&ハンドル、アダムとイヴ天井・底値付近
7もみ合いとだましの売買ポイントレンジ相場
8急騰・急落の売買ポイント天井・底値付近
②インジケーター(指標)
トレンド系インジケーター(順張り向き)
1移動平均線とグランビルの法則トレンドの状態とエントリーポイントの把握
2ボリンジャーバンド逆張りと順張り
3一目均衡表一目で株価の均衡状態を捉える
4パラボリックトレンド転換
オシレーター系インジケーター(逆張り向き)
1RSIとRCI売られ過ぎ・買われ過ぎの判断
2MACDによるゴールデンクロスとデッドクロストレンドの方向性
3「売られ過ぎ・買われ過ぎ」指標のストキャスティクス売られ過ぎ・買われ過ぎの判断
4CCI
5DMI/ADXトレンドの勢いの強さ
6GMMAとATRボラティリティを測る
③その他
1ダウ理論
2エリオット波動
3リスクリワードレシオ・フィボナッチ

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