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インデックス投資とドルコスト平均法を分かりやすく

インデックス投資
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インデックス運用とアクティブ運用

例えば、ある企業(A社)の株を買うとします。その後、その株は値上がりして暴騰するかもしれないですし、逆に値下がりして暴落するかもしれません。それがリスクを負ってリターンを求める積極的な投資ではなく、老後の資金にしようと考えていたのなら、大切な資産が暴落するのは困るので、できるだけ値下がりするリスクを抑えようとすべきですが、どうするべきでしょうか。

そうですね、別の企業(B社)の株を買います。そうすれば、A社の株は値下がりしたとしても、B社の株は値下がりしないかもしれません。投資は、米国の有名な格言にもあるように「Don’t put all your eggs in one basket(すべての卵を一つのカゴに盛るな)」、リスクの分散が重要です。

インデックス運用とは

A社の株だけではリスクが高いのでB社の株も買う。それでもリスクは高いのでじゃあC社の株も買おう。いやいや、それでもまだ不安だ。D社の株も買いたい。なんならE社も、F社も…もうこの際だ、市場にある株全部を買ってしまいたい。

このように考えるのなら、たとえ1株ずつだとしても莫大なお金がかかります。とても普通の個人じゃ無理ですね。そこで、みんなが資金を出し、それを資産運用会社がとりまとめ、資産運用会社が買うならば、それは可能になります。このような考え方に基づいた運用をインデックス運用といいます。

インデックス運用とは、アメリカでいうとS&P500やダウ平均株価、日本でいうと日経平均株価やTOPIXのような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す運用のことをいいます。株価指標は市場にある株の平均株価なのですから、市場にある株をすべて買えば当然インデックス運用の商品の値もそれと同じになります。

個人向けにはじめてインデックス運用の商品を作ったのは、「インデックスファンドの父」と呼ばれるバンガード社の創業者ジョン・C・ボーグル氏です。バンガードといえば、世界三大資産運用会社のひとつですね(残りは「ブラックロック」と「ステート・ストリート」)。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も「低コストのインデックス・ファンドは、投資家の大多数にとって、最も聡明な投資だ」といっており、バフェット氏が自分の妻に「自分が死んだあら資産の90%をS&P500に投資せよ」といっていることはとても有名です。バフェット氏の投資手法であるディープバリュー戦略は凡人には難しいですからね。

アクティブ運用とは

インデックス運用は市場すべての株を買うと運用方法が決まっているのでほとんど考える必要はありませんが、これに対し、世界屈指の有能な人が集まって運用すればそれを越えるパフォーマンスができるのではないかと考える人たちもいます。そのようなインデックス運用以外の投資のことをアクティブ運用といいます。

アクティブ運用とは、ファンドマネージャーの力量でこれら特定の指標を上回る運用成績を出すことを目標とする運用のことをいいます。

では、インデックス運用とアクティブ運用とはどちらの方が優れているのかですが、これは長年続く宗教論争です。どちらがよいか安易に口を出したら他方の信者から総攻撃を受けますので、外では自分の宗派はゆめゆめ他言はしてはいけません。御自重ください。

一応、よく言われるメリット(その裏がデメリット)を書くと次の通りです。

インデックス運用のメリット

  • 株価が上昇している局面ではインデックス運用の方が基本的にはだいたい有利といえます。株というのはどの株が値上がりするかは誰も分かりませんが、インデックス運用はその値上がった株をすべてもっているのに対し、アクティブ運用はピンポイントでそれを選んでいなければならず、それはかなり難しいことからです。
  • 高給取りのファンドマネージャーがああだこうだ考える必要がないので手数料が安い

アクティブ運用のメリット

  • 株価が下降している局面ではアクティブ運用の方が基本的にはだいたい有利といえます。下落している局面ではどの株が下がっているのかは明白なので、アクティブ運用はその値下がってできの悪い株に対処できるのに対し、インデックス運用は定義上それが分かっていてもそれらすべてを買い続けなければならないからです。
  • インデックス運用は指標に限りがあるので投資商品数が少ないが、アクティブ運用は投資商品数が数え切れないほどあるので自分に合った商品を買うことができる

アクティブ運用はインデックス運用に勝てない

このような「インデックス運用とアクティブ運用どちらが優れているか論争」ですが、よく言われるのは「アクティブ運用はインデックス運用に勝てない」というのものです。有名なのは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが年に2回公表している「SPIVA (S&P Indices Versus Active)」の報告書でそれによれば、アクティブ運用の投資商品のほとんどがインデックス運用の運用実績を下回っています。

でも、逆に言えば、特定の優れたアクティブ運用はインデックス運用よりいい成績を残しているわけです。これを探し当てることができる、選びきれる自信がある人は、アクティブ運用を選ぶべきで、それ以外はインデックス運用を選ぶべきということになりそうです。

ちなみに私はインデックス運用派です。その理由は自分でその優れたアクティブ運用をしているファンドを見つけることの自信がない点と、高給取りのウォール街のファンドマネージャーに多額の手数料を支払うのは気にくわないからです。

投資信託のデメリット

インデックス運用にせよ、アクティブ運用にせよ、当信託は個別の株式投資と比べ、少ない資金で、手間なく低コストで分散投資を実現できる投資商品として理想的といえますが、個別株、つまり、A社の株だけを1点買いした投資スタイルと比べ、リスクが少ない分、当たったときのリターンは比べものにならないくらい低いです。そもそも、むしろこれら運用方法は「確実に」ホームランを打てません。ホームランを打った株も三振した株もすべて保有しているのですから、ホームランはその他大勢の三振によってかき消されます。利益が均されるのです。分散してリスクが低い分、その意味でリターンも低いのです。このように短期間で利益を上げることは困難なので、長期運用が基本となります。

つまり、デメリットとしては、ホームランが狙えず、すぐに資産が増えるわけではないのでとても地味な投資であることと、時間がかかること、そして、その選んだ指標が右肩上がりのチャートを形成しなければ必ず負けるということです。

ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging、DCA)

それでは、インデックス運用にせよ、アクティブ運用にせよ、その商品をどのように買ったらいいでしょうか。

投資の大原則は「安く買って高く売る」です。つまり、株価指数が底値のときに買って、天井のときに売ればいいのです。しかし、もう一つの大原則があります。それは「株価がどうなるのかは誰にも分からない」。これを踏まえると、「安く買って高く売る」ことは難しいということになります。

「安く買って高く売る」ことが難しいのなら、底値だと思ったときに、一気に全額投資するより、投資する額をいくつかに分けて投資した方がリスクが少ないといえます。ここでもリスクの分散が重要です。

ドルコスト平均法とは

今の株価(A地点)だけで買うのはリスクが高いので別のB地点でも買おう。それでもリスクは高いのでじゃあC地点でも買おう。いやいや、それでもまだ不安だ。D地点のときも買いたい。なんならE地点も、F地点も…もうこの際だ、期間中は常に買っていたい。
インデックス運用のときと同じ発想ですね。

ドルコスト平均法とは、このように定期的に一定金額分を買い続ける(積み立てる)方法です。毎月3万円ずつといったように。

この方法の特性はこんな感じです。
一括で購入する場合はその購入するときが「高いのか」「安いのか」が分かりません。あとから見て高かったら損をしますし、安かったら得をします。その1回の買うタイミングによってすべてが左右されます。これに対し、ドルコスト平均法では、定期的に一定金額分を買っていくわけですから、高いときは自動的に少なく株を買い(定額なので高ければそれ以上買えない)、逆に安いときは自動でたくさん株を買ってくれます(定額なので安ければ上限までたくさん買える)。つまり、あとからみて自動的に定額分、株価が高いときに少なく株を買い、安いときにたくさん買ってくれるのです。

それによって、購入額が均されて平準化されていくので、大負けをしないですし、大勝ちもしない、平均的な額で買うことが可能となります。つまりこの方法は、投資タイミングや投資期間といった「時間」を分散することによってリスクとリターンを平準化できる点にその特徴があります。

ドルコスト平均法のメリット

メリットとしては以下のように考えられます。一言で言うと、投資の世界でとても重要な「長期投資」「定期的な積立」「リスクの分散」を体現できることにあります。

  • 購入する価格を平準化することができるので、高値づかみというリスクを回避できる
  • はじめに一括で全額投資する必要はないので、まとまった資金がなくても投資をはじめられる
  • チャートの変動に合わせ、買おうか、買わないべきかに迷う必要がなく、また、株価が上がれば自分の持っている資産の価値が増えるし、株価が下がればたくさん買えるので将来株価が上がったときに有利となる。よって、日々の株価をあまり気にする必要がない。長期投資が前提なので短期間の株価に一喜一憂する必要がない。心の平穏が保たれる
  • 現在の株価が上昇局面なのか、下降局面なのか、そのようなことはあまり気にしない方法なので、いつでも始められる。一括投資の場合は、1度きりなのでそれですべてが決まる。

ドルコスト平均法のデメリット

これに対し、デメリットもあります。

  • 購入しようという時点が底値付近ならば、そのときに一括で買った方が有利である。
  • そもそも、購入しようとしているものが長期的に「右肩上がりのチャート」を描くと考えているから買うのであれば、最初に一括で買った方が有利ではないのか。
  • ドルコスト平均法では、一定額とはいえ、株価がどんなに高値圏であっても一定数は必ず買わなければならず、逆に、株価がどんなに底値圏でも一定数しか買わない。最もベストなのは、高値圏では全く買わず、底値圏では全力で買いに行くことではないのか(機会損失の発生)。
  • 何回にも分けて買うならば、証券会社等に支払う支払手数料が増加してしまう

つまり、自分でタイミングを図った方がより利益を得られるのではないかということですね。確かに、一括投資するタイミングを見極められたり、また、自分が安いと思ったタイミングで買えるように現金を持っておいて(現金比率を高めておいて)、タイミングを図って投資する方がよいようにも思えます。

しかし、ドルコスト平均法は、「そもそもそんなことはできない」とあきらめて機械的に行うことにより、大勝もしなければ大負けもしないように目指すものです。要するに、それをあきらめるのか、あきらめないかの考え方の違いのようにも思えます。

長期投資で行うべき方法

このようにいろいろとメリットデメリットがありますが、私は、「長期投資」としては、あまりおもしろみはありませんがインデックス投資を毎月定額で積み立てていくというドルコスト平均法を用いた投資をすることによって資産を増やしていくべきだと考えています。

ここで重要なのは、最初の銘柄選びですが、少々長くなりましたので、この点はまた別の機会に記事にしたいと思います。

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