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移動平均線とグランビルの法則【ざっくり解説】

ざっくりテクニカル分析
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移動平均線

移動平均線(Moving Average)とは

①単純移動平均線(SMAまたはMA)Simple Moving Average

単純移動平均線とは、ある一定期間における複数の終値の平均値を単純に出し、それを線で結んだものです。平均値は毎回計算されるためその平均値が時間とともに移動していくことから「移動平均」を呼ばれます。

【メリット】

  • 市場の大まかな流れを把握することができる
  • WMAやEMAに比べて「だまし」が少ない

【デメリット】

  • 常にタイムラグが発生し、市場の急速な変化に対応できない
  • チャートが示すトレンドのシグナルの発見が遅くなる

なお、移動平均線の値は、移動平均線を算出した期間における売買価格の平均値となります。この値よりチャートが上にあるということは、全体的にいえば、平均的な買い派が含み益を得ており売り派が含み損を得ている。逆に下にあれば、平均的な買い派が含み損を得ており、売り派が含み益を得ているということです。また、このラインをチャートが下から上へと上から下へと越えるということはそれぞれのポジションの状態が逆転するということになります。

②加重移動平均線(WMA)Weighted Moving Average

単純移動平均線は、過去の終値を平均化するものですから、値動きが常に後追いになり、将来の先行する指標となり得ません。しかも、期間(後述)を長くとればとるほど「タイムラグ(急激な市場の変化に反応できない)」が発生してしまいます。そこで、少しでも「タイムラグ」を取り除こうとして考えられたのが、WMAとEMAです。

加重移動平均線とは、単純移動平均線の一定の期間において直近に近いほど平均値が大きくなるようにした線です。直近の値になればなるほど加重をかけていますので、現在の値に、より敏感に反応するようになります。

【メリット】

  • 単純移動平均線に比べてタイムラグが少ない
  • チャートが示すトレンドのシグナルの発見が単純移動平均線より早くなる

【デメリット】

  • 市場の大まかな流れを把握できない
  • 「だまし」が多くなる

③指数平滑移動平均線(EMA)Exponential Moving Average

指数平滑移動平均線は、加重移動平均線よりさらに直近の値に敏感になるように、期間に近づけば近づくほど加重していくのではなく、直近の値のみを加重させます。加重移動平均線よりさらに現在の値に敏感に反応するようになります。

【メリット】

  • タイムラグが最も少ない
  • チャートが示すトレンドのシグナルの発見が最も早い
  • 短期トレード向け

【デメリット】

  • 一番、市場の大まかな流れを把握できない
  • 一番「だまし」が多くなる
  • もっとも敏感であるが故、チャートが大きく乱高下しているときや、横ばいでほとんど動かないときは、ちょっとした価格の変化で大きく動いてしまう

移動平均線の「期間」について

期間について

移動平均線の期間についてよく使われるのが、「5日」、「25日」、「75日」ですが、これは「日足チャート」を見た際の移動平均線であることに注意が必要です。

すなわち、例えば「75」という期間は「ローソク足75本」という意味なので、日足チャート(ローソク足1本が1日分)で「75(本)」であれば、それはそのまま「75日移動平均線」となりますが、

「4時間足チャート」であれば、ローソク足1本は4時間分ですので、「75」という期間は「75(本)×4(時間)=300時間=12.5日移動平均線」となります。

逆に4時間足チャートで「75日移動平均線」を表現したいのであれば、「75日×24(時間)=1800時間」「1800(時間)÷4(時間)=450(本)」となります。

ちなみに、「5日」、「25日」、「75日」という期間がメジャーなのは、1960年代にグランビルがグランビルの法則を発表した当時、株式相場は1週間にだいたい5営業日、1ヶ月はだいたい25営業日、3ヶ月はだいたい75営業日だったからです。しかし、現在は株式市場や他の市場はもっと営業していますから、例えば、「5日」、「20日」、「60日」のように修正した方が正確かもしれませんね。その意味で、休日を除いた為替市場の年間営業日がだいたい200日程度であることから「200日移動平均線」もよく使われます。

期間の組み合わせについて

移動平均線は、短期・中期・長期の3本を使う手法がポピュラーですが、その期間の組み合わせとしてよくある期間として次のようなものがあります。

短期期間 5」「10」「15」「20」「21」「25
中期期間 
「40」「50」「60」「75
長期期間 
「100」「200

この「短期」「中期」「長期」から一つずつ選べばよいのではないかと考えます。もちろん、株式市場か為替市場かその他の市場かや、日足か時間足か、短期トレードか長期トレードかによっても変わってきますので、その目的に合わせたものを選ぶ必要はあります。

そして、移動平均線が効いている(移動平均線が支持線や抵抗線として有効に機能している)と思われるものを選んだり、期間を微調整するなどして、自分なりの期間を見つけるとよいと思います。

ちなみに、短期トレードなら日足で「5日、10日、25日」や「5日、20日、40日」がメジャーですし、中長期トレードなら先ほどの「5日、25日、75日」が有名です。万遍なくということであれば「25日、75日、200日」等が考えられます。

なお、週足レベルであれば、「13週」「26週」「52週」、月足レベルであれば「12ヵ月」「24ヵ月」「60ヵ月」「120ヵ月」も一般的です。

期間は長ければ長いほど変化をしなくなり、直近の急激な価格変動にも鈍感になります。

移動平均線の使い方

移動平均線から分かること

【移動平均線の位置】

・チャートより上 上昇トレンド(その期間の平均より株が買われている)
・チャートより下 下降トレンド(その期間の平均より株が売られている)

【移動平均線の向き】

・移動平均線が上向いている トレンドの方向性は上昇方向
・移動平均線が横ばい    トレンドの方向性はレンジ
・移動平均線が下向いている トレンドの方向性は下降方向

【移動平均線の角度】

・移動平均線の角度が急    トレンドの力が強い(急激に売られ買われている)
・移動平均線の角度が緩やか  トレンドの力が弱い(売りと買いの攻防が拮抗している)

※期間が長ければ長いほど上記の示すものも強くなる(信頼性が増す)
※期間が長ければ長いほどチャートが移動平均線を頻繁に下回ったり上回ったりしないので、例えば、25日移動平均線75日移動平均線をチャートが下回った場合は売りの期間が長引くことに警戒しなければならない

移動平均線の使い方

移動平均線とチャートの位置を見ることで、トレンドの状態やエントリーポイントを見つけることができます。

  1. グランビルの法則
  2. ゴールデンクロスとデッドクロス
  3. パーフェクトオーダー
  4. 移動平均かい離率

 

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