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パラボリック【ざっくり解説】

ざっくりテクニカル分析
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パラボリック

パラボリックの概要

パラボリック(放物線の意)とは、J.W.ワイルダー氏によって考案された指標で、SAR(Stop And Reverse Point)が放物線を描き、そのSARとチャートが交差する部分で途転(ドテン;保有するポジションをひっくり返す(「買っている」なら「売り」、「売っている」なら「買う」))をしていくことを目的としたテクニカル指標です。チャートのトレンド転換を見つけるときに有効です。

【計算式】

SAR=(EP−前日のSAR)×AF+前日のSAR
 ※SAR(Stop And Reverse Point、決済と建玉の転換)

EP (極大値) :買いポジションの期間の最高値(売りポジションの期間の最安値)
 ※EP(Extreme Point)

AF: 0.02≦AF≦0.20(J.W.ワイルダー氏が最適とするもの)
 ※AF(Acceleration Factor、加速因数)
 ※値を上げれば感度が高くなり、値を下げれば感度が低くなる

パラボリックの戦略

 

基本的な見方

  • SARが右下がりのとき(SARはチャートの上)は「売り」ポジションを持つ(下降相場)
    SARがチャートの上値にタッチしたらドテンして「買い」のポジションに変える
  • SARが右上がりのとき(SARはチャートの下)は「買い」ポジションを持つ(上昇相場)
    SARがチャートの下値にタッチしたらドテンして「売り」のポジションに変える

急騰や急落した場合は、SARがチャートに追いつこうとして間隔が広くなります

欠点

上昇トレンドや下降トレンドなどのトレンド相場においては機能するが、レンジ相場となるとシグナルが頻発し、かつ、「だまし」が多くなるのであまり上手く機能しません。よって、トレンドの強さが分かる他の指標、DMIのADXなどを併用する必要があります。

 

テクニカル分析のラインについてのざっくり解説は以上です。

テクニカル分析 ざっくり解説
➀チャートパターン(フォーメーション分析)
1ライン(サポートライン・レジスタンスライン)すべての局面
2ダブルトップとダブルボトム天井・底値付近
3三尊天井(トリプルトップ)と逆三尊(トリプルボトム)天井・底値付近
4三角保ち合い(シンメトリカル・アセトラ・ディセトラ・ペナント・ウェッジ)トレンド相場、レンジ相場
5ボックス・レクタングル・フラッグトレンド相場、レンジ相場
6ソーサーとカップ&ハンドル、アダムとイヴ天井・底値付近
7もみ合いとだましの売買ポイントレンジ相場
8急騰・急落の売買ポイント天井・底値付近
②インジケーター(指標)
トレンド系インジケーター(順張り向き)
1移動平均線とグランビルの法則トレンドの状態とエントリーポイントの把握
2ボリンジャーバンド逆張りと順張り
3一目均衡表一目で株価の均衡状態を捉える
4パラボリックトレンド転換
オシレーター系インジケーター(逆張り向き)
1RSIとRCI売られ過ぎ・買われ過ぎの判断
2MACDによるゴールデンクロスとデッドクロストレンドの方向性
3「売られ過ぎ・買われ過ぎ」指標のストキャスティクス売られ過ぎ・買われ過ぎの判断
4CCI
5DMI/ADXトレンドの勢いの強さ
6GMMAとATRボラティリティを測る
③その他
1ダウ理論
2エリオット波動
3リスクリワードレシオ・フィボナッチ

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