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高配当株式を探してみよう(日本株式編)その1

高配当株式
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なぜ高配当株式を買うのか

高配当株式を買う理由

高配当株式に投資する理由や方法としては様々なものがありますが、その一つとして「配当生活を送るため」というものがあります。「配当生活」とは、自動的に入ってくる配当のみで生活していくというものですね。誰しもが夢見る不労所得生活です。この方法は配当は再投資しません。すべて使ってしまいます。

では、いくら投資すれば配当生活を送ることができるのかというと、それを表にしたのが下表です。

月々1万円をもらおうとしたら、配当利回り5%(税引前)の株式に300万円分投資すればよいことが分かります。同じように考えると、次のことが分かります。

  • 月々1万円をもらうためには、300万円分を配当利回り5%(税引前)の株式に投資
  • 月々3万円をもらうためには、900万円分を配当利回り5%(税引前)の株式に投資
  • 月々10万円をもらうためには、3,000万円を配当利回り5%(税引前)の株式に投資
  • 月々20万円をもらうためには、6,000万円を配当利回り5%(税引前)の株式に投資
  • 月々30万円をもらうためには、9,000万円を配当利回り5%(税引前)の株式に投資

すると次に「なるほど、➀老後の最低日常生活費は、月平均22.1万円、②ゆとりある老後生活費は、月額平均36.1万円必要といわれているから、だいたい➀7,000万円か②1億円あれば配当生活をすることができるのだな、でも、そんな大金はどうやって用意すればよいのだ?」ということが頭に浮かびます。7,000万円や1億円をもっている人はそうそういるわけではないからです。

そこで、一番現実的な「どれくらいの期間、どれだけのお金を生活費から月々積み立てていけば7,000万円や1億に到達するのか」を表した図が下図となります。

非常に厳しいですね。月々5,000円を単純に積み立てるとなると40年かかっても240万円であり、月々1万円の配当を得ることすらできません。また、月々10万円を得るためには月に10万円以上を積まないと40年で到達できません。さらにいえば、月々20万円という多くの人にとって非現実的な積立かたでも40年もたっても1億円の大台には乗りません。多くの人にとって現実的なラインである「3万~5万円」の積立てをしても完全なる配当生活など夢のまた夢です。

高配当株式とは何か

高配当株式の定義

高配当株式の定義というものはありませんが、一般的には「通常の株式より配当利回りが高い株式」のことをいいます。ではどれくらい利回りがあるものかというと「3%以上(税引前)」と考える人が多いようです。しかし、一番初めの図にあるように(当然のことですが)「5%」と比べ「3%」では得られる配当金に大きな開きがあります。また、同じ金額の配当を得るためには配当利回りが小さければ小さいほど投資しなくてはいけない金額が増えます。そこで高配当株式というからには現実的な点も加味してがんばって「5%(税引前)以上」を狙っていきたいところです。

配当利回り5%以上の高配当株式の探し方

配当利回り5%以上の株式を探すことは簡単です。次のリンクから一番上のものをひとつ選べばいいだけです。

配当利回り(会社予想):株式ランキング – Yahoo!ファイナンス

とはならないのが、高配当株式の難しいところです。その理由は次の「探し方」に譲るとして、まず仮に月々20万円を積み立てても40年間で1億円に到達しない(月々30万円の配当生活は送れない)という問題を解決しなければなりません。

1億円はともかくとして、配当を生活費の足しにしたいと考えるのであれば(高配当株式投資の目的)、それなりの金額を積み立てなければなりませんが、それがそのままであれば積立額は多く、また年数も長くなります。

では、どうすればよいのかといえば、「投資したものの価値が上がればよい」ということになります。つまり、二番目の図で月々3万円を10年間単純に積み立てれば360万円にしかなりませんが、その株が仮に運良く10年で10倍になった(テンバガー)のであれば3,600万円となり、月々10万円の大台に乗ります。

要するに、高配当株式投資とは「インカムゲイン(配当益)」を狙うだけではなく、「キャピタルゲイン(譲渡益)」も狙っていってはじめて普通の人にも夢の配当生活が送れる可能性が出てくるということになります。

定義をし直すならば、高配当株式とは、「配当利回り5%以上、かつ、今後成長が見込める株に投資すること」というかなり難しいものなのです。

高配当株式の矛盾

定義をし直しましたが、この定義は実は矛盾しています。そもそも、高配当株式というのはそのほとんどが今後成長しそうにない株です。成長しそうにないから高配当なのです。魅力に乏しいから配当をたくさん出すことによって株主を引き留めているのです。「今後も成長するし、配当もいっぱい出す、だけど現在の株価は割安」など欲張りで都合のよすぎる株式など一体どれだけあるのかということです。

「高配当だけど買ったときの値段より価値が半分になった」のであればそれは本末転倒であり、配当生活から遠のきます。価値が成長する可能性があるということは価値が減少する可能性もあるということです。よって細心の注意を持って選ぶ必要があります。

しかし、後から見れば理想の高配当株というのは必ずあります。市場が誤った評価をしていたり、業績が急に伸びたり、世の中には不確実性にあふれているからです。それを探していこうというのがここでの趣旨です。

リスクの分散

探し方に入る前に注意点があります。それは、仮に「理想の高配当株」が見つかったとしてもそれに100%全額投資するのは賢明ではないということです。投資の基本はリスクの分散です。結果的にその株が大化けしたとしても、他の株を買ってリスクを分散することには意味があります。よって、高配当株式はいくつか選ぶ必要があります。

どれだけ選べばよいのかというとそこは「リスク」と「自分のスタイル」との相談です。リスクを分散する(他の株式も買う)ということは、ある株の株価が下がったときには致命傷を避けられる反面、その株が上がったときはその利益が半減します。その点を踏まえて、その配分をどうするかが醍醐味でもあります。買う銘柄も自分で選べますしね。10個くらい選ぶといいのかもしれません。

また、いくつか選んで購入するというのであれば、それはつまりポートフォリオです。戦略的には例えば次のようにも考えることができます。

  • すべての合計が5%以上を目標とすればよいのであり、成長を見込んで1%台のものもいれてもよい(リスクを上げる)
  • 逆に、%(パーセンテージ)を上げるために、成長は見込めなくてもいくつか王道の銘柄を入れておくのもよい(リスクを下げる)
  • 自分の年齢も加味する。自分はまだ若いから成長性の高く配当利回りの低いものも積極的に入れて合計の配当利回りが3%となってもよい。高齢になったら、配当利回りが高いものの比率を徐々に強めよう。

以上のことを加味して、高配当株式を選び、その比率を考えていくということが(配当生活を送る目的の)高配当株式投資の肝となります。

なお、その究極である「高配当株式とされるものすべてを買った」ETFは、リスクが少ない反面、リターンも少なく、自分が選んだ個別株の利益ほど理論上の利益幅はありません。それでも高配当ETFを買うというのはそれはそれで一つの選択肢なのですが、日本で販売されている日本株の高配当株式のETFはその選び方がイマイチですし、手数料が高いので個人的にはおすすめはしません。

高配当株式の探し方

ここからは次回書きたいと思います。

高配当株式を探してみよう(日本株式編)その2
高配当株式の探し方 前回の続きです。 前回は、基本的には、高配当株式投資とは「インカムゲイン(配当益)」を狙うだけではなく、「キャピタルゲイン(譲渡益)」も狙っていかなければならず、単純に「配当利回り」が大きいものから順に買っていけ...

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